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うつくしく、やさしく、おろかなり [戸外逍遥]

なんのために生まれて来たのだろう。
そんなことを詮索するほど人間はえらくない。

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日々を過ごす中で起こる出来事全てに意味がある、
というのはおそらく間違っていないけれど
それは多分、私たちが決める話では、ない。

時々そういう風に思いたくなるのは
それこそルーティンに追われて
疲れが溜まっていたりするせいが一番なのだろうと自分でも分かりますが


生まれたのだから生きるのだ、という
江戸人の潔さがどことなく羨ましいからかもしれません。



…いや連中がそこまで考えてたのかすら謎ですが(笑)


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とりあえず生まれて来たから
いまの生があり、そのうちの死がある。
それだけのことだ。


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世界でも指折りの大都市の中で
ケロリと顔覗かせている江戸の残り香に


私は限りなく慰められています。


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うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫)

うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」 (ちくま文庫)

  • 作者: 杉浦 日向子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫



タグ:写真 お江戸
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